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「そういえば、近所の子も今日から旅するんですってね」<br><br>「えっ」<br><br>近所に同い年の子いたか?いや、まさか。<br><br>「それって‥もしかしてユウリの事じゃないよな‥?」<br> <br>恐る恐る聞いた名前にぽん、と手を打つ母。<br>「そうそう!ユウリちゃん!」<br><br>「いやダメだろ! だってユウリはまだ7歳だぞ!? ︎」<br><br>***<br><br>「ユウリです! 7 歳になりました!」<br>「あら、もうそんなに?早いわねぇ〜」<br> 念の為、とユウリの家に来てみれば本当に旅支度をした彼女が居て。<br>「ユウリをよろしくね」<br> そうユウリの母親に頼まれて。<br>「ホップ!早く行こう!」<br> そう急かされ今に至る。<br>「アニキ、流石に7歳の子には無理だぞ ...」<br>「俺もローズ委員長に言ったんだが‥」<br><br>「ふむ‥大丈夫でしょう。 バトルの強さに年齢は関係ありません。 競い合う仲間が増えるのはいいことです」<br><br>「‥と、Goサインが出てしまったんだぜ」<br>「ダメだろ‥」<br> 何を考えているんだ、あの人は。<br>「ダンデお兄ちゃん!ポケモンくれるの?」<br> いつの間にかちょこんと足元に寄りクイ、っとズボンを掴むユウリ。 キラキラと光る純粋な目がこちらを見上げている。 彼女に合わせるようにしゃがむダンデ。<br>「そのつもりなんだが‥ユウリ君、少し早すぎはしないか?」<br>「はやい?」<br>「ああ。 3年後にまた改めて<br>「やだ!!!」<br> プク〜っと膨らむ頰はまるでヨクバリスのようだ。<br>「お母さんもいいって言ってた!ゴンちゃんもいるし!」<br>「ゴンちゃん?」<br> おいで!とユウリがモンスターボールを投げる。 ドズン!と出てきたのはカビゴンだ。<br>「あれ、こいつユウリん家にいたゴンベか⁉︎」<br>「うん!いっしょに行きたいって!」<br> もふりとカビゴンに抱き着くユウリを、そっと抱き上げたカビゴンは優しく鳴いた。 相当レベルも高そうだし、この子ならワイルドエリアをのし歩くキテルグマにも勝てるだろう。<br>「‥なら、大丈夫か?」<br>「アニキ⁉︎」<br> 完全に絆されそうになっているダンデ。 もう一押しだ。<br>「ダンデお兄ちゃん、いいよね?」<br> <br>ユウリの つぶらなひとみ! こうかは ばつぐんだ!!<br><br>「‥‥よし、分かった」<br><br>その一瞬でダンデは負けた。 こんな可愛い子に泣かれたら自分は立ち直れない。 というか嫌われたくない。<br><br>「ありがとうダンデお兄ちゃん!」<br>「マジかよアニキ」<br>「マジだぜホップ」<br><br>さぁこの3匹から選ぶんだ、とモンスターボールを庭に投げる。<br>「わぁ、かわいい!」<br> サルノリ、ヒバニー、メッソン。 3匹は予想より少し幼いトレーナーに若干戸惑ったようだが、人懐っこい笑みに直ぐに楽しそうにユウリと遊び始める。<br>「ユウリべんきょうしたんだ!こっちのおサルさんがサルノリちゃん、うさぎさんがヒバニーちゃん、とかげさんがメッソンちゃん!」<br> 名前を呼ばれた3匹は幸せそうにユウリに抱かれている。 「けど、1匹しかえらべないんだよね ... う〜ん ...」<br> どの子も可愛い。 けど、1匹だけ涙目が。<br>「‥ユウリ、この子にする」<br> 選んだのはメッソン。 きゅるると嬉しそうに鳴いたメッソンは、ユウリに頬ずりした。<br>「いっしょに強くなろうね!」<br>「じゃ、俺はヒバニーを選ぶぞ!」<br>「それじゃ、サルノリは俺と来るか」<br> 2匹は少し残念そうにしていたが、それぞれ新しいトレーナーに元気よく挨拶した。<br>「ホップ、いっしょにつよくなろうね!」<br>「っ!お、おう!勿論だぞ!」<br> 満面の笑みに自分がしっかり見守ろうと決意するホップ。<br> その後メッソンとヒバニーでバトルをした。<br> 勝ったのはホップのヒバニー。<br>「よくがんばったね、メッソン」<br> ボールにメッソンを戻しニッ、と笑うユウリ。<br> 泣いてしまうかと思ったが、それは杞憂だったようだ。 強い子に育つ。 そうホップとダンデは確信した。 ...
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